社会学系コンソーシアム(Japan Consortium for Sociological Societies)は、多数の社会学系学協会が連携することにより新しい研究機会と実践機会を創り出し、また研究成果や政策提言を国内外に積極的に発信することで社会学界の新しいビジョンを構築することを目指します。
社会学は、その多岐にわたる関心をもとに諸分野に分化し発展してきました。
それぞれの研究領域での発見や実践を深めることで、知見の創出や実社会への具体的貢献を生み出してきました。またこうした活動によって広く社会学全体の発展が推し進めてられてきました。
他方、このような専門細分化による学問推進は、広く社会学に接する諸分野間の交流機会には必ずしも結びつきません。
各学協会が相互の連携を密にすることによって、それぞれが持つ研究・実践リソースをより効率的に活用することができます。社会学系学協会の活動を取り巻く環境が複雑化する今日、多くの学協会が多様な問題を抱えています。
われわれは、政策提言などの形でこうした問題に力を合わせて対応していく必要があります。
また、国境を越えての学問・実践交流が唱えられる今日、より高い水準の研究実践を対外的に発信するためにも、諸学協会の積極的な協力・連携が必要です。
学協会間の連携を図ることにより、諸学協会に共通する問題に対応し、提言を行い、かつ国内外に向かって研究実践の成果を発信することをその趣意として、社会学系コンソーシアムを設立いたします。